口内炎の薬レビュー



コーワ製薬 新デスパ   ☆☆☆

 軟膏タイプ。サラッとした感じのある白い薬液を患部に直接押し当てて使用。結構沁みる。塗布後数十分は痛みも引き、表面に薄い膜を作る感じで患部を保護してくれるが、唾液ですぐに溶け出してしまうので、かなり小まめに塗らなくてはいけない。塗るごとに腫れが引いていくという感じもあまり受けなかったので、急場しのぎというか、一時的に痛みを和らげたい時には有用だが(例えば食前に一時的に患部の痛みを麻痺させたい場合など)、問題の根本的な解決にはなっていない気がする。

 

サトウ製薬 アフタッチA   ☆☆☆☆

 パッチタイプ。接着面を患部に押し当てて付着させる。しばらくすると薬が溶け出し、ゼリー状の物体が患部の表面を覆うような形になる。こうなると舌で患部を触っても痛みを感じないし、効果も2〜3時間は持続する。しかも使用後、確実に患部の腫れが引いている実感もあり(少しずつではあるが)、アフタッチAは現時点において、人類が開発した口内炎に対する最も有効な兵器と言えるのではないだろうか。欠点と言えばゼリーの見た目が若干グロテスクに映るので(肉腫のような感じ)、患部が口の表面に近い場合は人目が気になる部分。あとは食事をするとすぐに剥がれてしまうので、軟膏タイプのような一時的な使用には向かない。以上のことから軟膏タイプよりも汎用性には劣るが、使用の条件さえ揃えば効力は抜群である(例えば就寝前など)。10枚入りで1200円とちょっとお高いが、効果を考えれば仕方のないところである。