「狂い」の構造

「狂い」の構造 (扶桑社新書 19)
春日 武彦/平山 夢明
4594054633

 世間一般の尺度で見て「えーっ!?」と思う事件について(光市母子殺害事件とか、畠山鈴香とか、ミートホープとか、給食費未納とか)、「何でそうなっちゃうかなぁ」と割合無責任なテンションで放談。下世話な感じで面白い。気が狂うための第一条件は「面倒くさい」であるという論には非常に共感できる。「面倒くさい」って強いなー。でもその筋の人って変なところで物凄いエネルギッシュだったりするし、一つのことにエネルギーを集中するために他の部分がすごく面倒くさくなるっていうことか。ペッパーランチの事件とかも物凄い杜撰だもんなぁ。最近のニュースになる事件を見ていると、人間は考えることが本当は嫌いなんだという気がする。