ホステル

ホステル コレクターズ・エディション 無修正版
 旅行って案外出発前や移動してる間が一番盛り上がったりして、いざ現地に着くと「なーんか面倒くせぇ」とかなったりするけれど、この映画も主人公達がセックス旅行に出かけて、脚とか指を切られる前までの過程が一番面白かったかなぁと思った。冒頭の口笛を吹きながら血まみれの椅子を洗うシーンとか、完全に目がイッちゃってる男が語るセックスパラダイスの話とか、電車の中で明らかにヤバイ親父が手づかみでサラダを食ってたりとか、凄く不穏な雰囲気で、「こりゃとんでもないことになるんじゃないか?」という期待が否応にも高まってくるんだけれど、いざゴアシーンが始まってみると、うーん、いや、面白いけど…なぁ…という感じ。

 まぁ自分は例えば「バイオハザード」なんかでも、前半のムードたっぷりの洋館ステージの方が好きで、後半化学プラントみたいなのが出てくると途端にテンションが下がる性質なので、単に「全貌が明らかになる前フェチ」というだけなのかもしれない。観る前は腕スポーン、首スポーンのお祭り映画かと思っていたけれど、案外真面目に人を殺してるなという印象(ちゃんと分業制になってるし)。2も見るぞー。