プロ相場師の思考術

　相場で生活を立てている著者が、どういう思考・論理で物事に臨んでいるか…という本。要約すると勝つためには「客観的な視点を忘れず、自分を信じ、無駄を削ぎ落とし、研鑽に研鑽に重ねる」といったところだろうか。「相場に向かう勇気をもらった！」というより、「相場で勝つまでってきっついなぁ。これなら普通に働いた方が楽かも」と思ってしまった自分はきっと相場に向いてない人間。でもこういうガッチガチに勝ちにいってる人の文章より、勝ったり負けたりでギャンブルの波に翻弄されてるような人の文章の方が面白いな。自分としてはそういう波の合間に人生の煌きを感じていきたい。なんて甘いことを言ってるから勝てない、というのはわかってるんですよ！